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滝口克典さん (8ic60d24)2022/10/27 09:41 (No.587262)削除
貧困、格差問題に迫れるか ――山崎亮『コミュニティデザインの源流 イギリス篇』(太田出版、2016年)評

 「コミュニティデザイン」を提唱し、各地で実践する著者が、その源流を求めて、産業革命後の19世紀イギリスの実践家たちの思想をたどる思索の旅の記録、それが本書だ。著者は東北芸術工科大学(山形市)教授、コミュニティデザイン学科長である。
 とりあげられているのは、美術批評家=社会改良家として活躍したジョン・ラスキン(1819~1900)をはじめ、彼を中心とする知的なネットワークに属する9人の実践家たち。「生活に美しさを」をコンセプトとするアーツ・アンド・クラフツ運動の基礎をつくったウィリアム・モリス(1834~1896)、貧困地域に知識人が居住し問題解決を支援するセツルメント運動を牽引したアーノルド・トインビー(1852~1883)、「田園都市」を構想し近代都市計画に大きな影響を与えたエベネザー・ハワード(1850~1928)、そして理想社会の建設を夢見て協同組合運動や労働運動にとりくんだ社会主義の先駆者ロバート・オウエン(1771~1858)などが、一人ずつていねいに紹介されている。どの人も、それぞれの専門分野でかなり有名な人びとである。
 本書がユニークなのは、そんな彼らをもとの歴史的文脈へと連れ戻し、彼らが共通して属していた知的なサークルとその雰囲気を描き出している点だ。そこから改めて見えてくるのは、上記のどの運動・理論も、産業革命後のイギリス社会が苦しんでいた貧困や格差の問題に対する市民活動という側面を共通してもち、そこから派生してうみだされた多様な方法であったという事実である。
 こうした一群の人びとこそが「コミュニティデザインの源流」と著者は書く。それまでも各地で行われてきた地域づくりや地域学を「コミュニティデザイン」と名づけ直し、新たにパッケージして商品化し成功をおさめた著者が、今度はその射程に社会主義をも捉えたかたちだ。貧困や格差の問題に、果たしてそれはどこまで迫ることができるだろうか。「コミュニティデザイン」の真価、真贋が問われている。(832字、『山形新聞』2016年9月11日掲載)
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滝口克典さん (8ic60d24)2022/10/27 09:40 (No.587255)削除
日本人の「成熟拒否」描く ――阿部和重『幼少の帝国 成熟を拒否する日本人』(新潮社、2012年)評

 ロリコン、ドラッグ、インターネット、ひきこもりなど、現代日本を彩るさまざまなモチーフを文学の世界に持ち込み、純文学と大衆文学の境界を攪乱し続ける作家・阿部和重(東根市出身)。本書は、そんな著者の初のノンフィクション作品だ。新潮社のPR誌「波」での2020年12月から約1年間の連載をまとめたものである。
 アイドル好きを公言し、作中でも自身の名を冠したロリコン青年を登場させる彼が選んだノンフィクションの題材は、日本人の「成熟拒否」。巷にあふれるさまざまな文物や現象を「成熟拒否」――巨大化や強大化を拒絶し、小型化や未熟化を志向する態度――という観点から統一的に把握し、それらを戦後日本の必然として描き出す。
 小さいものやかわいいもの、幼いものへのこだわりが、戦後日本の必然とはどういうことか。著者が「起源」として示すのは、連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官ダグラス・マッカーサーと昭和天皇が一緒に写っている有名な一枚の写真である。ラフな軍服姿の前者とモーニングで正装の小柄な後者、これが意味するのは、大きいアメリカと小さい日本、すなわち敗戦直後の日本のさらなる敗北である。
 しかし、そこで日本人たちは、自身の復興のためにある大規模な価値の転倒――小さいことや未熟なもの、かわいいことこそが正義!――を行ったのではないか。これが著者の仮説だ。この仮説を検証すべく、アンチエイジングの最先端や製造業の現場における小型化技術などを取材していく、というのが本書の基本的な筋である。
 ところが、奇しくも連載が始まって間もなく、著者はあの3月11日を迎える。これにより、本書の後半部は、被災地ルポをも差し挟みながら、「成熟拒否」という方法による復興論となっていく。戦後復興ならぬ災後復興。そこでも、果たして「幼少の帝国」は機能を発揮しうるだろうか。著者の旅路がどのような結末に辿り着くことになったか、その答えはぜひ本書で確かめてほしい。(809字、『山形新聞』2012年11月11日掲載)
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滝口克典さん (8ic60d24)2022/10/27 09:39 (No.587249)削除
当事者性にあふれた議論 ――赤坂憲雄・小熊英二編『「辺境」からはじまる:東京/東北論』(明石書店、2012年)評

 3.11により私たちの意識は大きく変わった。自然災害への感度は明らかに上昇したし、原発や放射性物質に対する関心も増した。だが、私たち東北人にとっては、東北が近代日本(とその象徴たる東京)を稼働させるための植民地であった/であるという事実への気づきが最も大きい。
 この論点は、震災直前まで東北芸術工科大学(山形市)を拠点に「東北学」を唱導してきた民俗学者・赤坂憲雄、近代日本精神史の大胆な書き換えに挑む社会学者・小熊英二などが災後各所で提唱してきたものである。しかし、残念ながらそれらは断片的なものにとどまっており、より本格的な議論が待たれているものでもあった。
 本書は、そうした声に応えるべく、両氏を編者に、東北に縁ある若手研究者八名が「東京/東北論」に挑んだ本格的な論集である。東京/東北それぞれの震災論、過疎地(福島県飯館村、宮城県釜石市、青森県六ヶ所村、岩手県葛巻町)の生存戦略、フクシマの優生思想、ポスト3.11のNPO論、飢餓の近代史など、当事者性にあふれたユニークな議論が展開されている。
 興味深いのは、全編にわたり伏在する「〈東京〉としての東北/〈東北〉としての東京」という視点だ。例えば本書は、従来の地方開発の大半が〈東京〉化を志向するものであった点、そしてその果てに今般の震災があったという点、さらにはそうした災後の〈東北〉がこれから被災するであろう東京を先取りしている点を指摘する。要するに、植民地からの「独立」として求められているのは、東北の〈東京〉化ではなく、東京の〈東北〉化、すなわち被災地の知によって東京をアップデートしていく道筋なのである。
 震災前の赤坂「東北学」は、そうした東京論を欠いていた。本書ではそのミッシングリンクが彼の下に結集した若き研究者らにより補完されている。山形を去った彼が〈東北〉の若き知を集めて挑む「東北学」の第二ラウンド。東京の〈東北〉化という稀有壮大なプロジェクトの発動を言祝ぎたい。(808字、『山形新聞』2012年7月29日掲載)
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滝口克典さん (8ic60d24)2022/10/27 09:38 (No.587236)削除
「ふつう」の人 幸せにする哲学 ――高井尚之『なぜ「高くても売れる」のか 平田牧場・吉田カバンのプレミアム仕事術』(文藝春秋、2011年)

 長期にわたる不況のなか、人びとは「安さ」に慣れ、格安商品であってもさらに値引きされないと興味を示さない。だが、そんなデフレの只中にあっても、高価格帯で多くの一般人に支持される会社がある。ブランド豚肉で知られる「平田牧場」(酒田市)と老舗のバッグメーカー「吉田カバン」(東京都千代田区東神田)だ。
 安売りに走るのでもないし、かといって高所得者に照準するのでもない、ではなぜ、両社の商品は「高くても売れる」のか。この問いに、そこで働く人びとやその商品を愛用する人びとへの丁寧な取材を通じて取り組んだのが本書だ。著者は、ビジネス現場のルポを専門とするジャーナリスト。
 不況でも高く売れる秘訣――著者はそれを次の五つに要約する。すなわち、①価格と需要を自らつくる、②目の届く範囲に売り場をもつ、③高付加価値より魅力づくり、④狩猟型より農耕型、⑤社会との共生で深みを増す、である。詳しくは本書をあたってほしいが、「平田牧場」も「吉田カバン」も、こうした下地の上に「地道で手堅いものづくり」を成功させることができた。これが著者の見立てだ。
 本書が書かれたのは今からちょうど一年前、東日本大震災の直前である。私たちの社会観や仕事観は、震災を経て一変した。かような不条理が現実におこりうるのだ。とすれば、悔いのないよう「いま・ここ」を大事に生きよう――これを、震災後の意味論と呼んでみたい。両社の仕事の進めかたはそうした意味論にも通ずるものである。それぞれの日常を精一杯生きる「ふつう」の人びとをより幸せにすることを目的としたものづくり。これこそ、両社が共通して追求するミッションだからだ。だからこそ、本書は震災後にあってなお、一読に値する。
 自分たちが大事にしたい人びとが誰なのか、そして彼らにいったい何を届けたいのか――こうした問いにきちんと向き合うこと。使用してくれる人びとの速度に自身の歩調を合わせ、彼らとともにゆっくりじっくり成長していくこと。ここには、企業のみならず、学校やNPO、行政、地域団体など、あらゆる組織に通用する哲学がある。(862字、『山形新聞』2012年2月21日掲載)
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髙橋春樹さん (8hjyfbyy)2022/10/7 15:48 (No.564586)削除
私のおすすめのコンテンツは「小説」です。ただ「小説」といっても、「読む」ことと、「書く」ことの二つが上げられます。それら二つがおすすめしたいコンテンツです。
 まずはじめに、「読む」ことは、その「小説」というコンテンツ全体の中でも一番大切なことだと考えます。「書く」ためには、様々な小説を読み込み、文章の書き方を学ぶことが重要です。様々な知識や言葉、表現を読み、吸収することで、次の「書く」ということに繋がります。
 それに加えて、「読む」ことで物語の世界に触れることができます。それにより、自身の想像力が豊かになっていくと、私は考えます。
 他にも、読み続けることで、読む速度が上がる、集中力が向上するなどといった効果を得られるなど、「読む」ということは多くのメリットをもたらしてくれるため、特に重要なものだと考えます。
 次に「書く」ということです。「書く」ことは、慣れていない人や、書いたことのない人にとっては、かなり難しいものだと思います。ですが、書いているとその内慣れるので、書くほどに楽しいと感じるようになるでしょう。
 特に「書く」ことのメリットは、自分の好きな物語を作ることができる、といった点です。小説を読んでいて、「自分ならこういう展開のほうが良いな」など、「自分なら」と考える人も少なくはないでしょう。
 また、好きな小説のジャンルも人それぞれであり、そのジャンルの中でも、好きな設定や物語の構成を考えると、完全に自分の好みの小説というのは、なかなか無いものです。
 自分で書くことでその「自分なら」という願望を叶えることや、自分の好みに一致する物語を作り出すことができるのです。
 このように、「小説」というコンテンツは、二つの視点から楽しむことができるものです。今まで「読む」ことだけだった人も、自分の好きな物語を作り出してみてはいかがでしょうか。
髙橋春樹さん (8hjyfbyy)2022/10/21 14:21削除
■「小説」というコンテンツ(788文字)
味噌味の筋肉さん (8i3w8l31)2022/10/21 14:45削除
小説を書くこと主題におすすめされたことがありませんでしたが小説の中で夢が叶うというところが素敵だなとおもいました。投稿主さんの書く小説も読んでみたいです。
銀燭さん (8hjytxx7)2022/10/21 15:06削除
書くことで自分好みの物語を作ることができるということに惹かれて読みました。私もこんな世界があったらいいなとか妄想して描くことがあるので、とても共感しました。
読むことで文字の世界を取り込んで自分を作っていくことができる点もいいですよね。
カヌレさん (8hk1tkzn)2022/10/21 15:16削除
私は近々、自分で物語を制作したいと考えているのですが、なかなか構想がまとまらず筆が進みません。思い返せば「読む」という行為が年齢が上がるにつれ減ってきたように思います。紹介を読んで読むことの大切さが再確認できたので、もっと読書量を増やしていこうと思います。
あかべこさん (8hjyqclq)2022/10/21 16:38削除
小説の中で自身の願望を叶えられるという考えがなかったですが、小説の中でなら叶えられなかった事ができるというのはロマンがあるなと感じました。私も小説を書いてみようと思います。
もくもこさん (8i41afur)2022/10/21 17:03削除
小説の中では夢が叶えられる、というのにとても惹かれました。書いてみることで、ただ読んでいたときとは違う視点が持てるでしょうし、近々小説を書いてみようと思います。
限界突破さん (8hmqoosw)2022/10/21 19:18削除
小説は読むものと思っていたので、「書く」と言う視点は面白いなと思いました。確かに小説を読んでいて、ここはこう言う展開の方がいいな、と思うことがあるので、自分で自分の世界を作るのもいいなと思いました!まずは色んな作品に触れてみたいと思います。
和田実礼さん (8hn9v865)2022/10/24 12:45削除
たまに二次創作の一環で小説を書いたりしますが、やはり自分の世界を文字で作り出すにも多くの知識と語彙力が必要だなと書いててつくづく感じます。
それでも文字で世界を表すというのは創作活動を始める中でも割とハードルが低いですよね。私もまた新しく一本書いてみたくなりました。
ノスケさん (8hpetckf)2022/10/24 17:36削除
小説を書くことは 自分ならという願望を叶える、という部分がいいですね。より多くの本を読み、自分でも書きたくなりました。
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浅倉壮志さん (8hn35llv)2022/10/9 20:23 (No.567408)削除
『アイ・アムまきもと』

つい先日山形市にあるソラリスで『アイ・アムまきもと』という映画を観てきた。アイ・アムまきもとはイギリス・イタリア映画の『おみおくりの作法』を原作に、水田伸生監督が手掛けた人間ドラマだ。
主人公の牧本壮は役所のお見送り係を仕事としている。数々の孤独死をした人たちの葬式をしていたがお見送り係が廃止されることになり、最後の仕事として孤独死をした蕪木という男の身元引受人を探す。蕪木の過去を知り、蕪木と関係のある人たちと出会い牧本も変わっていく。
この作品は、孤独死という現代日本の身近な問題をテーマに物語が進んでいくのだが、孤独死という寂しいテーマでありながら牧本という男の正直な性格に見ている者たちの心が救われる気がした。牧本という人物はとても繊細で更に天涯孤独であると見ている者に感じさせた、それはコミュニケーションをとるのが非常に苦手であるがためにセリフの少ない牧本という人物の過去までも感じさせる阿部サダヲの演技力がとても秀逸だった。
この映画は山形を舞台に全てのシーンが山形で撮られていた。山形の広々とした田園と遠くに見える山々が、見ている者に時間がゆっくりと進んでいるように感じさせ、更に作品を通して一度も晴れなかった曇り空が静かな死を表しているようだった。ゆっくりと進む時間の中に、亡くなった人を見送る敬虔な気持ちを見ているものに感じさせ考えさせる、山形という舞台はそれにピッタリだと思った。
私はこの作品を見て感じたことは、孤独死というのはその人が生涯孤独であったということとイコールではないということだ、孤独死をした人にもそれぞれの人生があり多くの人との出会いがある、たとえ死ぬ瞬間が孤独であったとしても死んだ人を思う気持ちは時間も距離も関係なく存在し、その気持ちがある限り故人が孤独になることはないのだ。(767字)
匿名さん (8hk0l1ap)2022/10/21 11:35削除
山形で撮影されたものと聞いて興味はあったのですが、内容を知りませんでした。とても素敵な話だとわかりました。ぜひ映画館へ観に行きたいと思います。
味噌味の筋肉さん (8i3w8l31)2022/10/21 14:47削除
初めて聞いた映画ですが山形市が舞台というところに興味が湧きました。イギリスイタリア映画が原作というところも魅力的ですね。
キブサチさん (8hnjjwr9)2022/10/21 14:56削除
この作品の予告編を何度か見たことがありますが、あの短い動画でも阿部サダヲが適任だということが分かるくらい役にハマっていました。阿部サダヲが山形でどんな演技をしたのか興味がわいたので見に行ってみたいと思います。
Y
YOFFYさん (8i3w1ebh)2022/10/21 15:00削除
この映画の原作がフランス製ということで原作と本作を比較し国ごとの作風の違いを見比べてみたいと思いました。孤独死というあまり取り上げられないテーマをしっかりと表す作品はあまり見たことがないのでこれを機に見てみたいと思っています。
カヌレさん (8hk1tkzn)2022/10/21 15:01削除
山形が舞台の作品なんですね。予告は一度見たきりで、見にいくこともないだろうと思っていましたが、紹介文を読んで興味が湧きました。近いうちに鑑賞したいと思います。
栃山野乃花さん (8hlpmoie)2022/10/21 21:07削除
この映画の予告やポスターを見て、観てみたいなと思っていました。この紹介文を読んでその気持ちが高まったので観に行ってみようと思います。
ノスケさん (8hpetckf)2022/10/24 17:03削除
孤独死がテーマ・山形を舞台にしている という部分に魅かれました。他人の目線から見た”孤独死”を知ることで、それに対する自分の考え方や価値観に変化が生まれそうな作品ですね。
返信
早坂澄空さん (8hkdmd5k)2022/10/7 22:53 (No.565126)削除
■二次創作
 この度お勧めするコンテンツは「二次創作」と呼ばれるものだ。「二次創作」というのはもとにある作品を題材にし、その作者ではない人が新たに作品を作るというようなものだ。「二次創作」の良いところは、ファンの愛を感じられるところだ。あらゆる作品に対しての個人的解釈を見ているといろいろな嗜好や趣味、好みの方向感じることができる。そしてそれらを見ていると自分の中のそのキャラクターや作品への解釈も深まっていき、より愛しく見えてくる。しかし「二次創作」はあくまで個人の解釈を表現しているものであり、時に自分の好みとは反するいわゆる“地雷”というものに出会うことがある。十人十色の汲み取り方、想像力によって生み出される「二次創作」では思わぬ方向でときめくという場合もあるが、自分の苦手ジャンルが含まれているという可能性もかなりある。基本的には注意書きとして「流血注意」や「CP注意」など内容に関してのお断りが入っていたり、場合によっては「ネタバレ注意」と表記があることもある。そういう表記を見て自分の苦手なものを避けていくという方法が“地雷”を回避するには効果的だろう。
 「二次創作」はあくまで二次であり、公式ではないため取り扱いには注意が必要なコンテンツでもある。「二次創作」はそもそも著作権的にはグレーなラインらしい。それを公式がここまでならいいよと許してくれているのだ。多くは“非営利目的のみ許可”が多いが、会社によっては完全に禁止しているところもある。もし、自らの手で作ってそれを世間に出そうという場合には、特にルールをしっかり確認し、常識の範囲内で楽しむということが大切だと思う。
 現在はSNSの普及であまり興味がなくとも関連で「二次創作」作品が出てきたりする時代だ。「二次創作」というものを知らないと、うっかり見て公式と混在し、混乱してしまうというケースもあるだろう。「二次創作」というジャンルが存在するという知識だけでも知っておき、自衛するなり楽しむなり、各々関わり方を考えることが重要だと思う。 (853文字)
椎名遥さん (8hjyfbyy)2022/10/21 14:53削除
二次創作で本来存在しないはずのものが見れたり、など節度を守れば良いものだと思う。
特に身内でやるのがとても楽しいものだと感じる。
さん (8hn4n92a)2022/10/21 14:56削除
二次創作はグレーな部分が多いのでルールなども複雑で曖昧なのでモラル的な部分も必要になってきますよね。ルールの線引きが曖昧なので時々創作する際に不安になります。
キブサチさん (8hnjjwr9)2022/10/21 15:02削除
二次創作には否定的な意見がたまに見られますが、個人的には結構好きです。物語が終わってしまった寂しさを二次創作を読んで解消したりします。創る側も好きでやっているし、読んで良い思いをする人の方が多い気がするのでもっと流行っていいように感じます。
カヌレさん (8hk1tkzn)2022/10/21 15:11削除
二次創作というのは新しい一面や表現を見せてくれる個人的にとても楽しい物だと感じています。ただその楽しさ故にルールが緩まないよう意識を持つことの重要性を見失いがちです。今一度、ルールに対する認識を再確認しようと思いました。
あかべこさん (8hjyqclq)2022/10/21 15:20削除
二次創作ならではのカップリングを楽しむ事ができたり、解釈一致で興奮したりしてとても楽しいですよね。たまに地雷を踏んでしまう事もありますがそこは諦めるようにしてます。また、自身が二次創作をする際は著作権に気をつけようと感じました。
リョウ・ヒョウヒョウ・ビンビンさん (8htw7uxs)2022/10/21 19:04削除
この紹介文を読んで、二次創作の扱いの難しさを痛感しました。ネタバレや特大地雷がゴロゴロしているコンテンツではありますが、それ以上に「尊い」が蔓延っているのでやめられないし止まらないですよね。地雷踏んじゃった時は半ば諦めて「時を戻そう」って言うようにしています。ええ。
和田実礼さん (8hn9v865)2022/10/24 12:50削除
最近は二次創作のルールを知らずに飛び込んでくる方が多くて辟易しています。界隈によってルールも違うし人それぞれ地雷もある。とても難しいコンテンツです。でも好きなキャラクターのあんな姿こんな姿が見たいから描いてしまうんですよね。紹介されて改めて難しい異界だと感じました。
ノスケさん (8hpetckf)2022/10/24 16:49削除
公式が黙認してくれているからこそ楽しめるコンテンツですよね。自分は二次創作に助けられたこともあるので、創作者はルールを 読み手はマナーを守り、この文化が続いて欲しいと思いました。
返信
太田璃音さん (8hkfruvx)2022/10/7 23:53 (No.565202)削除
私がおススメするのはサンリオのキャラクター「シナモロール」である。通称:シナモン。シナモンは遠いお空の雲の上で生まれた白い子犬の男の子。よく間違われるがウサギではない、イヌだ。(ちなみにサンリオで代表的なうさぎキャラはウィッシュミーメル。)「シナモン」という名前の由来は彼のトレードマークでもある、くるんと巻かれた尻尾がシナモンロールに似ていることから。そんな今年デビュー20周年を迎えるシナモロールの魅力を紹介したい。
 シナモンはデビュー当初は「baby cinnamon」という名前だった。よくよく見ると顔の比率が赤ちゃんに似ている。シナモンの特徴であるωの形の口も赤ちゃんのようだ。しかも真っ白でふわふわ、これは外見もだが心もだ。インタビューでシナモンの推しを聞かれた際、「シナモンフレンズのみんな!」と答えた、シナモンは心優しく、友達思いなのだ。そして夢であるシェフを目指して、日々料理の研究の努力を欠かせない直向きさも持っている。そんなシナモンの笑顔は、私たちを純粋な気持ちを思い出させてくれる。端的にいえば“”癒される““。
 グッズ、特にぬいぐるみが多種多様に発売されており、色んな衣装、カラーリングが楽しめるのも魅力の一つだ。推しの色々な姿を見れる、しかも公式出てる。これほどオタクとして幸せなことはない。シナモンといえば水色であるが、イベントやコンセプトによってはピンクや紫など別色のぬいぐるみもでる。亜種カラーでも愛らしさとふわふわの触り心地は健在だ。
 最近ではアイドル活動に精を出しており、現在2ndシングルまで発売されている。透明感ある癒しボイス、舌足らずであるが一生懸命な歌声は応援したくなる。しかも、2ndシングルではデビュー曲より歌唱力が上がっているのが聴いて分かる。アイドルを楽しむ上で欠かせない「成長過程」も見せてくれる、最高のアイドルだ。踊っているとき、重さからか体から少し遅れて耳が動くのもとても可愛い、そこにも注目してほしい。 (828字)
さん (8hn4n92a)2022/10/21 14:46削除
性別が男の子だったことと、ウサギではなく犬だという事実に驚きが隠せないです。ありがとうございました。
銀燭さん (8hjytxx7)2022/10/21 14:57削除
小さい頃を思い出して懐かしくなりました。当時の認識ではかわいいぬいぐるみのキャラクターというイメージがあって、アイドル活動やシングルが出ていることに驚きました。
味噌味の筋肉さん (8i3w8l31)2022/10/21 14:57削除
聞いたことのあるキャラクターであったためにすごく驚きました。投稿者の熱意ある文章も読んでいて微笑ましく、新しい知識を得られました。
カヌレさん (8hk1tkzn)2022/10/21 15:06削除
キャラクターとしてとどまらず、アイドル活動も行っているのは知りませんでした。歌声は聞いたことがないので、今度聞いてみたいと思います。
椎名遥さん (8hjyfbyy)2022/10/21 15:06削除
「シナモン」とは聞いたことがあったけれど正式名称は知らなかったし、曲まで展開しているのは初耳だった。
知らないことばかりで、よく知っているなー、と感心しました。
あかべこさん (8hjyqclq)2022/10/21 15:36削除
男の子で犬だったんですね。私はインタビューで推しを聞かれた際に「シナモンフレンズのみんな!」と答えている所がとてもいいなと感じました。
メタキンさん (8hn35llv)2022/10/21 15:42削除
サンリオシリーズのシナモンロールは見たことがあってもどういうキャラなのか、どんな魅力があるのか知らなかったのですが、投稿者の熱意ある説明で素晴らしいアイドルなんだなと思いました。
リョウ・ヒョウヒョウ・ビンビンさん (8htw7uxs)2022/10/21 19:06削除
私はサンリオのキャラの中でシナモンが一番好きですが、いわゆる「にわか」なのでめっちゃくちゃありがたい紹介文でした。特にシナモンの歌声が気になり過ぎたので早速聴いてみました。紹介文の通りの歌声で、でぇでぇに可愛かったです。ありがとうございます。
和田実礼さん (8hn9v865)2022/10/24 12:55削除
うさぎの可愛い女の子シナモンロールだと思っていたら犬で男の子、さらにシナモンロールという名前でもなかったのですね。何もかも間違っていました。詳しい情報をこの文で知ることができるとてもいい紹介だと思いました。アイドルもやっているのはさすがですね。
ノスケさん (8hpetckf)2022/10/24 16:44削除
シナモンの可愛いポイントや性格が紹介文からよく伝わりますね!応援したくなる気持ちが分かる気がします。
返信
高梨壮汰さん (8hlne9f4)2022/10/8 20:14 (No.566174)削除
ジョジョ

僕は、小学3年生の夏休みにアニマックスというチャンネルを見ていたら「ジョジョの奇妙な冒険」を初めてみてそこからジョジョにハマっていきました。ジョジョの奇妙な冒険は簡単に説明すると、主人公の一族と宿敵が各世代にわたって戦うストーリーになっています。ざっくりすぎですが。ジョジョの奇妙な冒険は荒木飛呂彦さんが1987年から週刊少年ジャンプで連載を開始し、複数の部に分かれて主人公や舞台を変えながら30年以上に渡って連載を続けていて、全シリーズを合わせた全世界累計発行部数1億2000万部を突破しています。作者の荒木飛呂彦さんは画力やデザインの力がえげつなく、その力が認められ漫画家にもかかわらずルーブル美術館に作品が飾られる偉業を成し遂げました。
僕は、ジョジョの奇妙な冒険の作画やキャラがとても好きで1〜7部までありますが、特に3部がすきです。三部は一部の敵が復活してその敵と戦うストーリーでジョジョの奇妙な冒険を知らない人でも一回は聞いたことのある「ディオ」が」一部と同様敵として登場しています。ジョジョの奇妙な冒険はどの部にも共通しているのですが味方キャラはもちろん敵キャラも魅力的でラスボスのデザインや能力がとてつもなくカッコいいです。
ジョジョの奇妙な冒険はAmazonプライムやNetflixでアニメ全話見ることができるので、時間のある時に見てみて下さい。面白いです。
匿名さん (8hk0l1ap)2022/10/21 11:56削除
私もアニマックスで「ジョジョの奇妙な冒険」を見る事があります。話も面白く、詳しいことが分からなくても楽しめました。いつも観るシーズンがバラバラだったので、次からは1部から見てみたいと思います。
さん (8hn4n92a)2022/10/21 14:31削除
ジョジョは見たことがなかったのですが、かっこいい能力が気になったのでこれを機に見てみようと思います。
Y
YOFFYさん (8i3w1ebh)2022/10/21 14:36削除
私もジョジョの奇妙な冒険をよく読んでいます。特に5部が好きで最近のアニメ化には感涙でした。ジョジョの面白さを凝縮した文章でとても読みやすかったです。
銀燭さん (8hjytxx7)2022/10/21 14:51削除
私はよく友達や周囲からジョジョの話を聞きます。話の内容はなんとなく分かれど、作者さんの芸術的な作画をあまり知らず、気付けば二次創作ばかり見ているので、これを機に原作を見てみたいと思います。
メタキンさん (8hn35llv)2022/10/21 14:58削除
私はジョジョの奇妙な冒険のアニメは見たのですが、漫画を7部以外を読んでいなくて荒木先生の1部の頃のデザインを漫画で読みたいと思いました。最初アニメを見たときはこんなに長いのを見切れないと思っていたのですが見始めたら止まらないのでぜひ観てない人にも見てほしいです。
主食かぼちゃさん (8hk60wwu)2022/10/21 15:27削除
ジョジョの話は聞いたことはあったけど今まで手をつけられていませんでした。全話配信されているんですね!ちょうど次に見るアニメに悩んでいたので、みて見たいと思います。
キブサチさん (8hnjjwr9)2022/10/21 15:39削除
自分の友人や先輩にジョジョ好きが多く、よく勧められるので見ようか迷っていたところです。作画に迫力があるアニメは好きなのでこれを機に見てみたいとおもいます。
あかべこさん (8hjyqclq)2022/10/21 15:52削除
友人にジョジョ好きが多くずっと気になっていたのですがまだ観れていないのでこれから観ようと思います。かっこいい技楽しみです。
和田実礼さん (8hn9v865)2022/10/24 13:01削除
ジョジョは部数が多く初見はどこから見ればいいか解らなかったのですがこれをみて3部をみようと思いました。ボリュームのある作品だからこそ感じることもそれぞれなので楽しみです。
ノスケさん (8hpetckf)2022/10/24 16:33削除
漫画を数巻読んだことがあります。個人的に絵柄が苦手だったのですが、それ以上にストーリーが面白くどんどん読み進めたのを覚えています。魅力的なキャラクターや設定が世界中で愛される理由なのかもしれませんね。
返信
小林奈菜子さん (8hk1tkzn)2022/10/7 17:23 (No.564677)削除
白昼夢の扉

 私は短編集を紹介する。短編集なのだから、読みたいところだけ読むというのもアリだ。だから長編が苦手な人も肩の力を抜いてほしい。
だが、この短編集は毒素を含んだ話が詰まっているので、そこはご注意を。
 さて、私が選んだのは、渡辺優さん作「自由なサメと人間たちの夢」という作品だ。軽く、3編ほど紹介する。"さて、私は死にたい"の一言から始まる、死に憧れる女性の決断を描く「ラスト・デイ」 冴えない男が事故で手を失い、新型の義手で怪力を手に入れる。英雄に憧れる彼が求めた力とは何かを綴る「ロボット・アーム」 自堕落なキャバ嬢は自分を変えるために憧れのサメを飼う。夜の世界でもがく彼女の姿を描いた「サメの話」 他4編の全7編の短編集になっている。
 各回、年齢や性別、境遇もまばらで、全く異なる主人公であるにも関わらず、毎回、感情移入して情景を想像して楽しめるのがこの作品だ。その要因は、私たちの身近で起こり得る、現実がありありと書かれていることにある。それに加え、視点の固定がより感情移入に拍車をかけている。7編全て、登場人物たちの思考にフォーカスして物語は進む。そのため、彼らの思考が手に取るように分かる。言わば思考の共有だ。それは貴方が考え得ない思考との出会いとなるだろう。
 登場人物たちは皆、何かしらを強く欲している。盲目と言っていいほどに。モノが溢れた現代で生きる私たちの中で、「本当に欲しいもの」を分かっている人は少ないのではないだろうか。登場人物たちの渇望する姿を見て、きっとあなた自身が「本当に欲しいもの」を追い求めたくなるだろう。
 毒気を纏った仄暗い現実から目を背ける彼らの思考を覗くと、まるで白昼夢に呑まれたような、現実とフィクションが入り混じった世界が広がるのを感じる。現実的でありながら、半分夢を見ているような、独特の浮ついた世界観が絶妙だ。読み進める中で生まれる没入感は心地よく、作品が放つ毒気に魅了されることだろう。
 毒されるのを恐れず、白昼夢の扉を開いてみてほしい。  832
主食かぼちゃさん (8hk60wwu)2022/10/21 15:11削除
紹介文自体もまるで短編集の一部のようで引き込まれてしまいました。読みたいところだけ読むのもアリと聞いて、本を開くことへのハードルが下がった気がします。白昼夢の扉開いてみます!
メタキンさん (8hn35llv)2022/10/21 15:13削除
とても面白そうな題名たちに目を引かれました、短い物語に見合わない面白さが詰まった短編集の魅力が書かれていて読んでみようと思いました。私はロボットアームが気になりました。
トトさん (8hlf0395)2022/10/21 19:00削除
小林さんが書いた文章とおすすめの本がとても魅力的で、ダークだけど鮮やかな色が見える気がしました。私も欲しいものがたくさんあるので登場人物の気持ちに共感したいし、現実とフィクションの境目が曖昧な作品が好きなのでぜひ読んでみたいです。あと、私もサメ、飼ってみたいです。
栃山野乃花さん (8hlpmoie)2022/10/21 20:57削除
作品の魅了が伝わってくる紹介文ですごく読みたくなりました。短編集ってやめ時を失って結局一気読みしてしまいます。
さん (8i3wm1q9)2022/10/21 22:17削除
すごく引き込まれる文章でした。この本を読んだことはないのですが、雰囲気みたいなのが伝わってきました。長いお話を読み切る体力がなくなってきたので、こういう短編集読みながらリハビリしていこうかなと思いました。
もくもこさん (8i41zxl7)2022/10/21 23:46削除
すごく魅力的な文章でした。本の幻想的なイメージが伝わってきました。面白そうです、特にサメの話が気になります。
s
sososoさん (8hlne9f4)2022/10/23 23:18削除
読者を引き込むような紹介文で読んでいてとても面白かったです。
ノスケさん (8hpetckf)2022/10/24 16:19削除
自分は欲しいものが際限なく頭に浮かびます。だからものが増える、溢れる。そんな私に合った本なのかもしれないと思いました。登場人物たちの「本当に欲しいもの」が何なのか気になります。
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